仏像の鑑賞が若い女性の間でブームだとか・・・。ちょっと前の話ですがね。
本尊を守るように配置された仏像がありますね。彼らは皆武器を持っているのをご存知ですか。そして足元は天邪鬼を踏みつけているのです。つまり、仏法を守るためには力の行使をも辞さない姿勢と、その姿を表しているわけです。例えば四天王というのがそうですね。持国天、増長天、広目天、多聞天です。あと、十二神将とか・・・。
東大寺南大門の金剛力士像の憤怒の表情を思いだして下さい。あれは仏敵が入り込むことを阻止しています。
僧が持つ法具も、もともとは武器でした。
「破邪顕正」の為には力が必要だという自明の事が、どうもこの国では通用しないような気がします。警官の発砲が新聞記事になるなど、世界広しといえどもこの国にしかないのではないでしょうか?戦後がもたらした「ヒューマニズム礼讃」の原理主義国家、それがこの国のような気がします。
今日はこれまで。
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