知らず知らずのうちに、少しずつ日の入りが遅くなっています。冬至の頃は、17時で真暗闇でしたが、今はうっすらとまだ明るい。未だ「大寒」を待つこの頃ですが、春遠からじといったところですね。
縮こまっていた身体が伸びをするような、春の到来はそんな心もちがします。
人は春の芽吹き、満開となる桜を人生の門出にふさわしいとします。僕にもそういうイメージがあります。4月の入学、入社はそういうイメージを増幅させますね。
残念なことには、そこだけに人生の華があるわけではないことに思いが至らないかのようです。「秋の恵み」、農作物の一斉の収穫を思い起こして下さい。秋の豊かさも、春の芽吹きと変わらぬ、いやそれ以上のものを人に与えてくれるではないですか。
そして、秋に素晴らしい実りを僕らに与えてくれるものは、春に花を咲かすことはないのです。
「人生には自ずから四季がある」と言ったのは吉田松陰ですが、春ばかりに目を向けすぎて、そこに花の咲かぬことを嘆くのはやめた方がいいですね。
今日は、自分に言い聞かすことを書きました。
今日はこれまで。
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