昨日、車中でラジオを聴いていたら、「吉田松陰」について、東大教授のアメリカ人がいろいろと話をしていました。確かロバート・キャンベルといったな・・・。松陰の研究家らしい。
司会の人が、「もしアメリカ密航が成功したら、日本の明治維新は遅れていたかも」と投げると、そのアメリカ人はですねぇ「私は逆に松陰がアメリカに来ていたらアメリカはどのように変わっただろうかと考えるのが楽しみです」と返しました。
これには、私もびっくりしましたね。そこまで松陰をかっているのかと・・・。
不思議なことに、吉田松陰の伝記は日本で著されるよりも前に一人のイギリス人によって書かれているのです。その作者はスチーブンソン。「ジキル博士とハイド氏」や「宝島」の作者として知られています。
彼は、当時アメリカに来ていた日本人を介して「ヨシダトラジロウ」を知り、獄中にあって囚人をも感化してしまったその人格と、教育者としての魂の崇高さに心打たれたといいます。そして「ヨシダトラジロウ」という伝記を著したのです(トラジロウというのは、松陰の名です)。
何とも、いい話です。「代表的日本人」を選ぶなら、僕は真っ先に吉田松陰を選びますね。
今日はこれまで。
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